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救急救命法見直し

救急救命法が見直されたというニュースが入りました。


一般の市民が行う1次救急救命の方法が変更されたそうです。


2006年9月7日朝日新聞夕刊

 2006年9月7日朝日新聞夕刊

市民が救急の際に行う救命救急の方法が、国際基準の変更に合わせて代わることになった。

これまでの方法だと、15回だった心臓マッサージは30回に増やし、口と口をつける人工呼吸に抵抗があれば、マッサージだけでもOKに。

総務省消防庁と厚生労働省が、全国の消防本部や病院などに対し、市民に教える新たな救急方法を通知した。

民間レベルでの「救命救急効果を高める」のが目的だが、変更に伴なう準備が間に合わない指導現場では混乱も予想される。

家族が自宅で突然倒れたり、駅などで近くにいた人の呼吸が急に止まったりした際の対処方法は、一般市民の場合、地元の消防署や病院などで習うケースが多い。

昨年末、救命救急方法の国際基準が変わったことを受け、日本救急医療財団が「日本版救急蘇生ガイドライン」を作成。

これを受けて、両省が都道府県を通じ、市民向けの救急救命の指導現場に、教える内容を改めるよう通知した。

それによると、従来は2回人工呼吸をした後、心臓マッサージを15回行っていたのを30回に増やした。

自動体外式除細動器(AED)は3回連続してショックをかけていたところ、今回から1回にして、すぐ心臓マッサージを始めるよう改めた。

日本版ガイドラインを作成した兵庫医科大学の丸川征四郎教授は、「とにかく心臓マッサージをし続けることがポイント。『人工呼吸をしたくないから、心臓マッサージもしない』という姿勢だと救える人も救えない」と話す。

さらに、口と口をつけて行う人工呼吸に抵抗がある人は、心臓マッサージだけでもいいことになった。

「直接譩譆を吹き込むこと」は救命にとって重要だが、これまでの研究で、人工呼吸に時間がかかりすぎて心臓マッサージが中断されるより、マッサージを続けたほうが救命効果が高いことがわかってきたからだ。

ただ、一方で、これらの変更に現場が追いついていないのも現実。

9日の救急の日には、各地の消防本部が救命救急のイベントを開くが、新しいやり方の披露が間に合わないケースが多いという。

さいたま市の市消防局の担当者は「準備に時間がかかり、当面旧バージョンで教えざるを得ない。」

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